コラム
省エネ計算 長期優良住宅

公開日 2026.06.11

2025年12月「一次エネルギー消費量 等級7・8」が新設

#GX志向型住宅 #ZEH #省エネ計算 #補助金 #長期優良住宅

地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)等の政府計画において、
ZEH水準を上回る水準の省エネルギー性能を有する住宅の普及を促進する旨が位置付けられるなど、より省エネ性能の高い住宅の普及や、その水準を評価できる環境整備が求められています。

 

一次エネルギー消費量等級 等級7・等級8


そこで行われた住宅性能表示制度の改正によって新設されることになったのが、「一次エネルギー消費量等級 等級7・等級8」です。
これらは住宅の省エネルギー性能を示す新しい基準であり、特に高い断熱性能を持つ住宅を評価するために設定されています。

等級の基準はBEIの値(※再生可能エネルギーを除く)によって、下記のように評価されます。

等級8(BEI≦0.65)・・・GX志向型住宅水準
等級7(BEI≦0.70)
等級6(BEI≦0.80)・・・ZEH水準/長期優良住宅水準

GX志向型住宅は、一次エネルギー消費量 等級8であることに加え、断熱等性能 等級6であることが条件です。
すなわち、高い断熱性能と省エネルギー性能により、光熱費を削減できるというメリットがあります。

 

2030年度までに…


しかし、この改正は準備段階といえます。

住宅性能表示制度は、2030年までに新築住宅に係る省エネ基準をZEH基準に引き上げることを検討しており、

現行のZEH基準等級を、下記のように「等級1」にすることも想定しています。※国土交通書ホームページより

                【現行】    【引上げ後】
断熱等性能等級     : 等級5  →  等級1
一次エネルギー消費量等級: 等級6  →  等級1

2030年度以降新築される住宅は、ZEH水準の省エネ性能が確保されることを目指しているのです。
近年、大きく進展してきた住宅の高性能化ですが、住宅性能表示制度改正による基準の充実、引き上げによって、
さらに、建物自体の外皮性能や住宅設備の一次エネルギー消費量の削減量が向上することになるでしょう。

 

まとめ


お財布にやさしく、快適な室内環境で暮らせるとなれば、2030年度を待たずとも、ZEH水準の省エネ水準は需要が増えそうですね。

また、各種補助金制度を利用する際には、高性能であるほど補助額が増えるので、
新設された一次エネルギー消費量等級7・等級8を求められることが多くなるでしょう。

今後、どのような断熱仕様にしたらよいのか、工夫が必要になりそうです。


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執筆:サポートセンター省エネ室 星野(二級建築士)

外皮計算・一次エネルギー消費量計算を年間100棟以上担当
各種申請も得意とする

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