コラム
公開日 2025.02.28
2025年の補助金は?
GX志向型住宅が登場!
毎年新しい名称となって住宅の補助金制度が発表されます。
今年は「子育てグリーン住宅支援事業」に決まりました!
年々求められる省エネ基準が上がってきているのはみなさんも感じていると思います。
そんな中、今年は新しくGX志向型住宅という基準が登場しました。
新しい基準を踏まえて昨年と今年の違いを見ていきます。
※今回は2/7までに発表されている注文住宅の新築の内容になります。続報が出ましたら追って情報掲載します。
■補助金額
まずは1番気になる補助金額です。
昨年の子育てエコホーム支援事業では長期優良住宅が100万円、ZEH水準住宅が80万円となっていました。
それが今年は長期優良住宅が80万円、ZEH水準住宅が40万円となりGX志向型住宅がなんと160万円となっています。
驚くべきは国が2030年に基準レベルに掲げているZEH水準の補助額が昨年の半分になり、そして新しく登場したGX志向型住宅が長期優良住宅の倍の補助額になっているという事です。
※長期優良住宅とZEH水準住宅は古家の除去が伴う場合、20万円の加算額があります。
また例年では補助金を受けることができる世帯(子育て世帯等)が決まっていましたがGX志向型住宅に関してはすべての世帯で補助金を申し込むことが可能です。
■省エネ基準
では、GX志向型住宅はどのような基準なのでしょうか。他の2つの基準とあわせて確認していきます。
まず長期優良住宅とZEH水準の住宅ですが、どちらも断熱性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6となっています。
長期優良住宅の詳しい内容はコチラ→長期優良住宅の認定を受けるには?
ZEH住宅の詳しい内容はコチラ→ZEH住宅とは? メリット・デメリットについて
次にGX志向型住宅の基準ですが、断熱性能等級6となり一次エネルギー消費量(一エネ)の削減率が再生可能エネルギー(再エネ)を除く数値が35%以上、含む数値が100%以上となります。
※寒冷地等に関しては再生可能エネルギーを含んだ数値が75%
一次エネルギー消費量等級6の削減率が再エネ除く数値が20%ですので数値がかなり上昇したの見てわかります。
そしてGX志向型住宅は基本的に再生可能エネルギーの搭載が求められます。
※都市部狭小地、多雪地域は除かれます。
現在は詳細が出ていませんが上記に加えてHEMSの導入も発表されています。
補助額が160万円ということもあり適合条件としてはかなりのボリュームがあります。
■提出する証明書
GX志向型住宅・・・BELS評価書
長期優良住宅・・・長期優良住宅建築等計画認定通知書
ZEH水準住宅・・・設計性能評価書・低炭素建築物新築等計画認定通知書(断熱性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6が確認できるもの)
現時点ではGX志向型住宅の証明書はBELS評価書のみとなっています。またHEMS機器型番が確認できる書類も必要のようです。
その他提出する書類は例年と同じように見受けられます。
再生可能エネルギーの搭載が条件にありなかなかハードルが高いGX志向型住宅ではありますが、160万円の補助金はとても魅力的に思えます。
選択肢の1つとして検討するのもいいかもしれません。
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事業者登録が3月10日開始(予定)となり、みなさんのところにも補助金を使うご相談が増えてきているころだと思います。
今回紹介したGX志向型住宅のご相談も可能です!
何から手をつければいいかわからない、
そんな時は一度弊社にご相談いただければ幸いです。
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