コラム
公開日 2025.03.21
設計住宅性能評価について
設計住宅性能評価書を交付した住宅の割合は8年連続増加 (令和5年度の住宅性能表示制度の実施状況について※国土交通省資料より)
令和5年度における新設住宅着工戸数に対する設計住宅性能評価書の交付割合は32.8%となり8年連続の増加となりました。
年々取得率が増加傾向にありますが、設計住宅性能評価書の特徴や取得方法などはご存知でしょうか?
今回は、設計段階で住宅性能を審査する設計住宅性能評価について解説していきたいと思います。
そもそも設計住宅性能評価とは、1999年に制定された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいており、住宅の品質や性能を客観的に評価し、住まいの安全性や快適性を確保するための制度です。
2000年に正式にスタートし、消費者が安心して住むことができる住宅を提供することを目的としています。
長期優良住宅やBELS評価書等と同じく『設計図書審査』のみで交付されます。
設計住宅性能評価書は、原則として、建築工事が始まる前に取得します。ただし、着工後の申請・取得も可能です。
また設計住宅性能評価書を取得すると、設計通りに施工された場合の住宅性能が明示されます。
これによって、耐震性や省エネルギー性能などが保証され、消費者にとっては住宅の信頼性が高まり、ビルダー様にとっても、消費者へ安心して住宅を提供できる評価制度となっています。
それでは次に、設計住宅性能評価書を取得する目的を見ていきたいと思います。
設計住宅性能評価の主な目的として、具体的には、以下のようなものがあります。
・安全性の確保: 地震や火災などの自然災害に対する安全性を評価し、住民の生命を守る。
・快適性の向上: 温熱環境や音環境など、住まいの快適さに影響を与える要素を評価する。
・省エネルギー性能の向上: エネルギー消費を抑え、環境負荷を軽減する住宅を促進する。
・資産価値の向上: 高性能な住宅はその価値が高まり、将来的な資産としての評価が期待できる。
では設計住宅性能評価書を取得する上でのメリット・デメリットについてもお話していきたいと思います。
〈メリット〉
1.地震保険で割引が受けられます。地震保険料の割引額は、取得した等級により異なります。
2.住宅ローンによっては金利が優遇されるため、事業者は住宅ローン控除を受けられる住宅であることをアピールしやすくなります。
3.低コストで指定住宅紛争処理機関を利用できます。ちなみに請負契約・売買契約に関する全ての紛争の処理を依頼できます。
4.国が定めた一定の基準をクリアした建物であるため、劣化対策や建物の維持のしやすさなどの対策がされているため、住宅の品質を維持しやすく将来的に高い価格で売却することもできます。
5.住宅ローン控除を受けるためには、省エネ基準を満たしている必要がありますが、設計住宅性能評価書は、住宅がこれらの基準を満たしていることを証明することができます。
6.設計住宅性能評価によって、省エネ性能が高いと認められた住宅は、住宅ローン控除の対象となる借入限度額が増加する場合があります。
7.設計住宅性能評価書を取得していると、住宅ローン控除の申請手続きがスムーズに進むことが多いです。必要な書類が揃っているため、税務署への提出が簡単になります。
〈デメリット〉
1.将来的なメリットや安心感を得られますが、一定の費用がかかります。
2.評価基準を満たすために高品質な材料や特定の工法を採用するため、建築コストが上がる可能性があります。
3.評価基準を満たすために特定の設計要件や基準を守る必要があるため、設計デザインが制限される可能性があります。
4.必要な書類の準備や評価機関とのやり取りなど、煩雑な手続きが発生するため、設計から施工までのスケジュールが延びてしまう場合があります。
設計住宅性能評価書を取得する際は、メリット・デメリットを踏まえたうえでの検討が必要になってきますね。
設計住宅性能評価書はいわば『住宅の成績表』のようなものです。
断熱等性能等級や耐震等級など、評価項目・等級があり、希望に応じた等級で申請することが可能です。
しかしながら性能評価を取得するためには、複雑で難しい手続きが必要になります。
日常業務で忙しい中、手間をかけずに設計住宅性能評価を取得されたいビルダー様は、ぜひ弊社までお問い合わせ下さい。
———————————————————————————————-
☆許容応力度計算なら木造構造省エネ計算サポートセンターにお任せ☆
貴社の設計業務量を抑えつつ、耐震性能を担保することができます。
長期優良住宅や設計住宅性能評価取得もワンストップでお任せいただけます。
☆省エネ計算なら木造構造省エネ計算サポートセンターにお任せ☆
年々、省エネ住宅に求められる基準が増してきています。
何から手をつければいいかわからない、
そんな時は一度弊社にご相談いただければ幸いです。
お問い合わせ
お電話はこちらから
025-384-8805