コラム

住宅の性能を示す様々な数値が求められるようになってきましたが、改めて「BELS評価制度」で評価を受けるメリットについて考えてみましょう。

■そもそも「BELS」とは？

BELSとは、「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の略称です。

建築物の省エネルギー性能の評価及び表示を機関が公正かつ的確に実施することを目的とした表示告示で規定される第三者による評価制度で、一般社団法人住宅性能評価・表示協会が運用しています。

省エネ性能を星の数でわかりやすく表示しています。

■BELS評価書の交付

BELS評価書の交付を受けるには、登録住宅性能評価機関に評価を依頼して省エネ性能の評価を受けます。

BELSの申請は長期優良住宅と違い、どのタイミングでも申請を提出することが可能です。　

評価に必要な書類の中には「外皮性能計算書」、「一次エネルギー消費量計算書」がありますので2点については下記の記事を参考にしていただければ幸いです。
　　
※関連記事：外皮性能計算の考え方　/　一次エネルギー消費量計算の考え方
　
審査完了後、適合していればBELS評価書（評価書、プレート、ラベル）が発行されます。

　
■BELS評価書取得のメリット

BELS評価書を取得すると、BELSプレートを表示することができる等、住宅の省エネ性能を顧客に対して積極的にアピールできるというメリットがあります。

また、建売住宅を販売する場合には、省エネ性能のラベルを表示する努力義務があります。（２０２４年４月以降）

省エネ性能ラベルを表示することで、消費者が住まいを選ぶ際に、省エネ性能の高い物件を簡単に比較できるようになるわけです。
　
さらに、ZEH基準の各種補助金の申請等に使用することができます。

2025年の「子育てグリーン住宅支援事業」による補助金を最も受取ることのできる、新基準の「GX志向型住宅」は、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型の住宅です。

そのGX志向型住宅の証明にも、「BELS評価書」の提出が必要なのです。

※関連記事：2025年の補助金は？
　

必要書類の作成など、めんどうな手間がかかってしまうように思われますが、BELS評価書の交付を受けるメリットはかなり大きいようですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

増え続ける設計業務の解決の手段のひとつとして、アウトソーシング検討してみてはいかがでしょうか。

☆BELS評価書の取得なら木造構造省エネ計算サポートセンターにお任せ☆

貴社の設計業務量を抑えつつ、補助金申請の準備をスムーズに進めることができます。

一度弊社にご相談いただければ幸いです。